ふるさと納税をしようと思ったとき、「どのサイトから寄附すればいい?」と迷う人も多いのではないでしょうか。

ふるさと納税には複数のポータルサイトがあり、掲載されている自治体や返礼品、利用できる決済方法、寄附後の手続きなどに違いがあります。

以前は「どのサイトのポイント還元率が高いか」も大きな比較ポイントでした。しかし、2025年10月1日から、ふるさと納税ポータルサイトが寄附額に応じて独自ポイントを付与することは禁止されています。

そのため2026年現在は、次のような点から比較することが重要になっています。

  • 欲しい返礼品を探しやすいか
  • 掲載されている自治体や返礼品が充実しているか
  • 自分が使いたい決済方法に対応しているか
  • 寄附後の手続きを進めやすいか
  • すでに持っているポイントを利用できるか

この記事では、さとふる、au PAY ふるさと納税、ふるさと本舗の3サイトを比較します。「結局どれを使えばいい?」という人向けに、それぞれどんな人に向いているのかも整理します。

本記事は2026年8月31日時点の情報をもとに作成しています。掲載自治体、返礼品、決済方法、各種サービス等は変更される可能性があります。実際に寄附する際は各サービスの最新情報をご確認ください。

サイトを選ぶ前に「自分の寄附上限」を確認しよう

ふるさと納税では、上限の範囲内で適切に制度を利用した場合、原則として自己負担2,000円を除いた部分について所得税・住民税から控除を受けられる仕組みです。

ただし控除には上限があり、年収、家族構成、社会保険料、各種所得控除、所得金額などによって変わります。

どのサイトを使うかを決める前に、まず自分の上限額の目安を確認しておくと、返礼品を探す予算感を決めやすくなります。

2026年のふるさと納税上限額を計算する

ふるさと納税サイト3社の比較表

比較項目さとふるau PAY ふるさと納税ふるさと本舗
主な特徴大規模で機能・決済方法が充実Pontaポイントを寄附に使える食品・特産品を強く訴求
掲載規模1,500自治体以上の大規模サイト。約1,591自治体という調査値あり(2026年8月16日時点)公式サイトでは1,600自治体以上・70万件以上の返礼品(2025年10月時点)常時4万件以上の返礼品(公式コンテンツの情報)
クレジットカード○○○
PayPay○―○。返礼品等により異なる可能性あり
Amazon Pay○―○。返礼品等により異なる可能性あり
au PAY系○○―
Pontaポイント利用―○。保有Pontaポイントを寄附に利用―
オンラインワンストップ独自アプリあり。対応自治体に限る対応情報あり。最新の対応状況を確認自治体マイページ等を利用できるケースあり。自治体により異なる
向いている人初心者・利便性重視Ponta・au系サービス利用者食品・特産品を探したい人

決済方法やオンライン手続きは、自治体や返礼品、寄附時期によって異なる場合があります。寄附前に各サイトの申込画面で確認してください。

さとふる|初めての人や使いやすさを重視する人

さとふるは、1,500以上の自治体を掲載する大規模なふるさと納税ポータルサイトです。調査値として、2026年8月16日時点で約1,591自治体という情報もあります。ただし掲載自治体数は変動するため、寄附時点の最新情報を確認してください。

決済方法が豊富な点も特徴です。自治体によって異なるものの、クレジットカード、PayPay、Amazon Pay、メルペイ、ソフトバンクまとめて支払い、auかんたん決済、d払い、楽天ペイ、Pay-easy、コンビニ決済などに対応する情報があります。

また、対応自治体であれば「さとふるアプリdeワンストップ申請」を利用して、アプリからオンライン申請できる場合があります。すべての自治体で使えるわけではないため、対象自治体や利用条件は事前に確認しましょう。

さとふるは、初めてふるさと納税をする人、多くの自治体・返礼品から探したい人、決済方法を重視する人、ワンストップ申請のしやすさも重視したい人に向いています。

au PAY ふるさと納税|Pontaポイントを使いたい人

au PAY ふるさと納税は、Pontaポイントを寄附に使える点が特徴です。

公式サイトでは、1,600以上の自治体、70万件以上の返礼品を掲載していると案内されています。自治体数・返礼品数は2025年10月時点の情報として案内されているため、最新の掲載状況は公式サイトで確認してください。

重要なのは、「寄附でPontaポイントが貯まる」という意味ではなく、「すでに持っているPontaポイントを寄附に使える」という点です。au PAY ふるさと納税では、保有しているPontaポイントを1ポイント=1円相当として寄附に利用できると案内されています。

au PAYマーケットの会員情報を利用できるため、普段からau PAYマーケットを使っている人には手続きしやすい場合があります。au契約者限定ではなく、au IDを無料発行して利用できます。

決済方法はクレジットカード、au PAY(auかんたん決済)などの情報があります。利用できる方法は条件により異なる場合があるため、寄附画面で確認してください。

au PAY ふるさと納税は、Pontaポイントを持っている人、Pontaポイントを寄附に使いたい人、au PAYマーケットを普段利用している人、au関連サービスを使っている人、掲載規模も重視したい人に向いています。

ふるさと本舗|食品・特産品を中心に探したい人

ふるさと本舗は、公式コンテンツで「全国の美味しい特産品に特化したポータルサイト」と位置づけられています。

2026年8月29日の公式コンテンツでは、常時4万件以上の返礼品を扱うと案内されています。大規模ポータルから幅広く探すというより、食品や地域の特産品を中心に探しやすい性格のサイトとして考えると分かりやすいでしょう。

件数が少ないから悪い、ということではありません。肉、魚介、米、フルーツ、地域の特産品など、探したい返礼品の方向性がはっきりしている人には使いやすい場合があります。

決済方法については、返礼品等によってクレジットカード、PayPay残高決済、Amazon Pay決済などに対応する情報があります。すべての自治体・返礼品で同じとは限らないため、寄附前に確認してください。

オンラインワンストップ申請については、「自治体マイページ」等を利用できるケースがあります。これはふるさと本舗独自機能として断定せず、自治体により対応が異なるものとして確認しましょう。

結局どのふるさと納税サイトを選べばいい?

ランキングで「絶対にこのサイトが一番」と決めるより、自分が重視する条件で選ぶ方が実用的です。

目的向いているサイト
初めてふるさと納税をするさとふる
寄附後の手続きも重視したいさとふる
決済方法の選択肢を重視したいさとふる
Pontaポイントを寄附に使いたいau PAY ふるさと納税
au PAYマーケットを普段使っているau PAY ふるさと納税
掲載規模を重視したいさとふる / au PAY ふるさと納税
食品・特産品を中心に探したいふるさと本舗
PayPay・Amazon Payを使いたいさとふる / ふるさと本舗

PayPay・Amazon Payなどの対応状況は、自治体・返礼品等により異なる場合があります。

迷ったら、規模・決済・手続きのバランスからさとふるを確認する。Pontaポイントを使いたいならau PAY ふるさと納税を確認する。食品・地域の特産品を中心に探したいならふるさと本舗を確認する。これくらいの整理で考えると選びやすくなります。

2026年は「ポイント還元率」だけで選ばない

2025年10月から、ふるさと納税ポータルサイトによる寄附額に応じた独自ポイント付与は禁止されています。

そのため2026年は、ポイント還元率ランキングではなく、欲しい返礼品、探しやすさ、決済方法、既存ポイント利用、寄附後の手続きなどで比較する方が実用的です。

一方で、クレジットカードの通常利用によりカード会社から付与される通常ポイントなどは、ポータルサイトによる寄附連動型ポイントとは別に扱われます。ふるさと納税サイト独自のポイント付与と、支払い手段に付く通常ポイントを混同しないようにしましょう。

2026年10月から返礼品のルールも一部変更

2026年10月1日から、ふるさと納税の返礼品に関する地場産品基準が一部見直されます。

特に加工品などについて、区域内で生じた付加価値、事業者による証明、自治体Webサイトでの情報公表などに関する基準変更があります。

この影響で、一部返礼品について掲載終了、寄附金額変更、内容量変更などが発生する可能性があります。すべての返礼品が変わると断定するものではありませんが、寄附前に各サイト・自治体の最新情報をご確認ください。

サイトを決める前に上限額を確認しておこう

ふるさと納税サイトを選ぶときは、次の順番で考えると整理しやすくなります。

  1. 上限額の目安を確認する
  2. 今年の寄附予算を決める
  3. 使いやすいサイトを選ぶ
  4. 返礼品を探す

どのサイトを利用しても、利用するポータルサイト自体によってふるさと納税の控除上限が増えるわけではありません。

まず自分の上限額を確認する

まとめ|2026年は自分に合ったふるさと納税サイトを選ぼう

2026年にふるさと納税サイトを比較するなら、ポイント還元率だけでなく、掲載規模、返礼品の探しやすさ、決済方法、寄附後の手続き、既存ポイント利用などを見ることが大切です。

さとふるは、規模、決済方法、寄附後の手続きなどの使いやすさを重視する人に向いています。

au PAY ふるさと納税は、Pontaポイントを寄附に使いたい人、au関連サービスを利用している人に向いています。

ふるさと本舗は、食品や地域の特産品を中心に探したい人に向いています。

どのサイトを利用しても、控除上限が増えるわけではありません。まず上限額を確認して、その範囲を目安に返礼品を探す流れで進めましょう。